春は桜、夏は海水浴やサーフィン、秋は紅葉、冬はイルミネーションという春夏秋冬様々なイベントがあり、大人気スポットの江ノ島。
江ノ島は、島全体が江ノ島神社という一つの神社になっています。
有名な弁財天や、三姉妹の神様、龍をお祀りし、龍と三姉妹の神様の内の長女の神様の甘い恋愛の神話が伝わることから、恋愛のパワースポットとしても有名です。江ノ島へのアクセスの仕方や、伝わっている神話など、江ノ島神社の旅行が数倍楽しくなる情報をご紹介します。
アクセス・駐車場情報
江ノ島へ向かうのにおすすめの交通手段は、電車です。駅から江ノ島まで少し歩きますが、道にはおしゃれなお店が沢山。さらに、江ノ島電鉄は「江ノ電」とも呼ばれ、線路と民家の距離がとても近く、江ノ電に乗るために江ノ島へ来る人がいるほど人気の電車です。映画「DISTINY 鎌倉ものがたり」では、堺雅人(この場面ではスタントマン)が家の屋根から江ノ電の電車に飛び乗ったシーンでも有名です。
電車を利用
小田急江ノ島線「片瀬江ノ島駅」から徒歩約15分
江ノ島電鉄「江ノ島駅」から徒歩約20分
湘南モノレール「湘南江ノ島駅」から徒歩約23分
交通費を抑えたい方には、バスを利用するのがおすすめです。
バスを利用
藤沢駅南口より 江ノ電バス 約20分
鎌倉駅東口より 京浜急行バス 約30分
大船駅東口より 江ノ電バス 約30分
大船駅東口より 京浜急行バス 約30分
車(駐車場)を利用
車をご利用する方のために、江ノ島周辺には、沢山の駐車場があります。
しかし、休日には沢山の観光客が来るため、沢山ある駐車場も満車に。
さらに、江ノ島周辺の道はとても混雑し、渋滞も頻繁に起こっているので、江ノ島に来る際は、公共交通機関を利用することをおすすめします。
観光協会江ノ島駐車場(78台) 0466-26-2711
江ノ島なぎさ駐車場(327台) 0466-29-6547 ※普通車専用
県営臨港道路附属駐車場(314台) 0466-22-2128
観光協会東浜駐車場(54台) 0466-24-4141
江ノ電駐車センター(200台) 0466-23-2441
片瀬海岸地下駐車場(200台) 0466-24-0425
中部駐車場(356台) 0466-35-0036
西部駐車場(350台) 0466-35-0031
ご利益・由緒・御祀神
江ノ島神社は、島全体が神社になっているので、とっても大きな神社です。
階段を上ってお参りをしますが、高低差が激しいので、体力に自信がない方のために有料エレベーターもあります。
江ノ島神社は、大きく分けて、辺津宮(へつのみや)、中津宮(なかつみや)、奥津宮(おくつみや)に分かれています。そこには、三姉妹の女神さまがそれぞれお祀りされています。
まず、鳥居を抜けてすぐにある大きなお社は、辺津宮です。姉妹の中の末っ子、田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)が祀られています。江ノ島の一番下に位置していることから、「下之宮(しものみや)」とも呼ばれ、神社でのご祈祷は主にこちらで行われています。
次に、辺津宮から階段を上がっていくと、色彩豊かなお社があります。こちらが三姉妹の中の次女、市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)がお祀りされている、中津宮です。美しい朱色が特徴のお社。社殿の脇には、庭園があります。入場無料なので、是非足を運んでみてください。
中津宮から歩いて徒歩約10分。マップに向かって右側にひっそりと建っているのが、長女の多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)を祀る、奥津宮です。奥津宮に訪れた際には、拝殿の天井をご覧ください。「八方睨みの亀」が描かれ、どの角度から亀を見ても、亀がこちらを睨んでいるように見えます。
さて、奥津宮の脇には、龍宮(わだつみのみや)という、龍を祀った小さなお社があります。御祭神は、龍宮大神(りゅうぐうおおかみ)。長女、多紀理比賣命の旦那様です。江の島神社には、龍と女神の恋愛物語が神話として語り継がれています。
龍と女神の恋愛物語
今から1500年以上前の話、鎌倉の山の中に底なし沼があり、そこには、五頭流(ごずりゅう)が住んでいました。五頭流は、山を崩し洪水を起こし、火の雨を降らせたり、村の子どもを喰ったりして、人々を苦しめていました。
そこに、欽明天皇の13年(552年)4月13日、三人の女神が舞い降りて、その波風の間に、神仙の島、江ノ島が現れました。
それを見ていた五頭流は、一人の女神、多紀理比賣命に一目ぼれ。
五頭流は、金銀財宝を持って多紀理比賣命に結婚を申し込みますが、五頭流の悪行を見ていた多紀理比賣命はその申し立てを拒否しました。かなりショックを受けた五頭流は、今までの行いを悔い改め、もう一度多紀理比賣命に告白をします。
多紀理比賣命はその言葉を信じ、結婚を承諾、五頭流の妻になりました。
改心した五頭流は、日照りの時には雨を降らせ、台風をはねのけたり、津波が押し寄せてきたときには、体当たりして波を押し返しました。五頭流は、村人に感謝されました。
しかし、五頭流の身体はそのたびに傷つきやせ細っていきました。
自分の死期を悟った五頭流は、女神に別れを告げると、江ノ島の対岸へ旅立ちました。
そして、「竜口山(たつのくちやま)」という山になりました。
山の中腹には龍の形をした岩が江ノ島の女神を慕うようにずっと江ノ島を見つめています。
この神話から、江ノ島は恋愛のパワースポットとなっています。
江ノ島神社には、他にも女神様をお祀りしています。安芸の宮島、近江の竹生島に並んで「日本三大弁財天」と呼ばれている、裸弁財・妙音弁財天(らべんざい・みょうおんべんざいてん)が安置されています。そのお隣には、八臂弁財天(はっぴべんざいてん)が安置されています。彼女たちは、辺津宮の左側にある八角形のお堂、奉安殿(ほうあんでん)にいらっしゃいます。
御朱印・御朱印帳
江ノ島神社の御朱印は、三姉妹の女神様と弁財天の二種類の御朱印があります。
混雑していないときは、二つの御朱印を見開き一ページでいただくことができます。
さらに、御朱印帳は三種類あります。
江ノ島と波を描いたもの、黒地に金色の龍を描いたもの、可愛らしい天女の絵をえがいた御朱印帳です。種類が豊富なので、若い方からご年配の方まで、みんなで楽しめそうですね。
近くの観光スポット
江の島アイランドスパ
江ノ島の中にあるスパです。富士山や湘南の海を一望できる絶景スポットです。温水プールや露天風呂、洞窟泉、サウナなど楽しみながら旅の疲れを癒してくれます。広々とした休憩スペースや漫画やマッサージ機なども完備しているので、一日中ゆっくりできます。ナイトスパの時間もあるので、幻想的な雰囲気の中、インスタ映えも間違いなしです。また、湘南の海の幸を頂くことができるレストランがあり、その季節によって様々なメニューを楽しむことができます。
営業時間 ワンデイスパ 夏季11:00~21:00 冬季11:30~20:45
ナイトスパ 夏季18:00~ 冬季18:00~21:00
料金 ワンデイスパ 大人2750円 小学生 1400円
ナイトスパ 大人1650円 小学生 1200円
LONCAFF 湘南江の島本店
江の島の頂上付近にある小さなフレンチトースト専門店です。開放的な窓辺やテラス席で江の島からの絶景を望みながらおいしいフレンチトーストやパンケーキを食べることができます。ドリンクニューもバリエーション豊富で、とてもおしゃれな店内なので女性に大人気のスポットです。
営業時間 11:00~20:00
新江ノ島水族館
ドラマ「海月姫」のロケ地にもなった、新江の島水族館。大きな水槽と、光の演出で大人気です。目玉のイルカショーでは、ショーを見ながら湘南の浜辺と海を一望できる設計になっており、とても贅沢な空間です。季節ごとに様々なイベントがあるので是非チェックしてみてください。
営業時間 通常9:00~18:00 ※時期によって営業時間は異なります。
料金 大人 2400円
高校生 1500円
中学生・小学生 1000円
幼児 600円
まとめ
一年をかけて多くの人が訪れる江ノ島神社。
素晴らしい神社や神話だけでなく、大きな自然を感じることのできるスポットです。さらに観光地として、沢山のおしゃれなお店が集まっています。お友達との遊びや、デート、参拝など様々な年代層の人々がみんなで楽しめる場所です。
また、江の島の中には神社だけでなく、真言宗のお寺もあります。色とりどりのお堂が多少異質に思えるかもしれませんが、是非足を踏み入れてみてください。
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