皆さんは奈良県にある談山(たんざん)神社をご存じですか?
大化の改新の談合の地として知られており、創建から約1350年という由緒ある神社です。
社名は中臣鎌足と中大兄皇子が談った(かたらった)山である所から付けられました。
春や秋には昔ながらの蹴鞠が祭りで披露され、四季折々の行事がなされています。
この記事では談山神社について御祀神様とそのご利益、またパワースポットや御朱印などを含めて詳しくご紹介します。

談山神社へのアクセス方法は?駐車場はあるの?
電車の場合
近鉄大阪線・JR桜井線「桜井駅」下車
「桜井駅南口」から桜井市コミュニティバス多武峯線で約30分「談山神社バス停」着
バス停より徒歩3分で談山神社です。
※バスの本数は1~2時間に1本ですので、タイミングを逃した場合はタクシーを利用しましょう。随時待機しています。
車の場合
西名阪道「天理IC」を下車後、国道169号線を南下。
薬師町交差点を右折後、直進すると右手に談山神社の案内板が見えます。
あとは案内に従って進みます。
駐車場について
参道入口から少し離れた場所に第1から第5まで駐車場があり、合わせて300台程駐車できます。料金は無料です。
しかし年末年始や祭りの日は混雑するため駐車が困難になる可能性があります。
あらかじめ近くのパーキングをチェックしておきましょう。
談山神社の由緒やご利益は?御祀神は誰?
由緒について
談山神社は先に記述した通り、大化の改新についての談合が行われた場所です。
当時国を牛耳っていた蘇我蝦夷・入鹿親子の振る舞いに憤慨していた中臣鎌足は、飛鳥寺での蹴鞠の会で中大兄皇子と出会います。
その後国家のため2人を中心として「大化の改新」を起こし、国の発展のため尽力します。669年に病に伏していた鎌足を天智天皇が見舞い藤原姓を与えました。
藤原鎌足の死後、長男の定慧和尚が今の地に墓を移して十三重塔を建立し、701年現在の社殿を建立しました。
御祀神(神様)
藤原鎌足公
御利益について
縁結び・就職祈願など
談山神社の御朱印と御朱印帳は?名所も回ろう

談山神社は入山料として500円を納めてから参拝しましょう。
参拝する時に欠かせないものとなっているのが御朱印ですよね。
女性を始め、多くの方々が御朱印集めを趣味とされています。
ここ談山神社でも社務所にて初穂料300円を納めて御朱印を頂けます。
「談山神社」「十三重塔」「藤原鎌足公」「福禄寿神」の4種類の御朱印を頂くことが出来ます。御朱印ファンならば当然全て頂きましょう。
さて談山神社の御朱印も頂いたところで境内の名所を回りましょう。談山神社の名所をいくつかご紹介します。
パワースポット
- 蹴鞠の庭
蹴鞠祭りが年に2回行われています。庭の周りには重要文化財に指定されている拝所があり、内部に入る事が出来ます。
中には藤原鎌足御神像や頭をなでて祈願すると願いが叶う狛犬もいますのでぜひ拝観しましょう。神社では珍しく内部撮影が許可されています。
おすすめは紅葉の時期になります。内部から紅葉を見渡すとなんとも感慨深くなります。
- 東殿(恋神社)
恋神社には鏡女王の像が鎮座しており、藤原鎌足の妻とされています。
彼女は万葉の歌人である額田王の姉にあたる人物です。
また近くには「結びの岩座」がありかなりのパワースポットなので忘れずに参拝しましょう。
- 龍神社
「龍ヶ谷」と呼ばれる岩座に祀られているのが「龍神社」です。
滝の音が心地よく、瞑想するにはもってこいという感じです。しっかり自然のエネルギーを補給しましょう。
以上紹介したパワースポットは小國神社の一部です。
自ら足を運んだ際には新しい発見をしてみてはいかがでしょうか。
この動画は実際に談山神社に参拝された方が撮影したものです。ぜひ参考にしてください。
談山神社の近くの観光スポット
飛鳥寺
飛鳥寺は596年、物部守屋に勝利した蘇我馬子が建立した寺院です。
金運や学業成就に利き目があるとされ東大寺大仏建立の布教拠点だったとされています。「飛鳥大仏」と「聖徳太子像」はぜひ見てきてください。
石舞台古墳
7世紀に築造され、埋葬者がはっきりしない事でも有名な石舞台古墳ですが、最近の研究では蘇我馬子の墓説が有力視されています。
明日香村のシンボルであり、夜にはライトアップされ、桜の季節にはコントラストが綺麗になるそうです。
奈良県明日香村に足を延ばすと、多くのお寺や古墳を見ることが出来ます。距離も談山神社から遠くないのでぜひ訪れてみて下さい。
まとめ:古き歴史を感じる神社
いかがでしたでしょうか。談山神社のごく一部ですがご紹介しました。
奈良と言えば古き時代より現存する寺院や神社が沢山あるイメージがあります。
談山神社もCMで流れたことで今まで以上に注目されている事でしょう。
個人的にはやはり紅葉の季節に参りたいです。
それでは最後までお読み下さりありがとうございました。
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