「花の雲 鐘は上野か 浅草か」と松尾芭蕉の句にも詠まれ、江戸時代から桜の名所として愛され続けている『上野恩賜公園』。約800本もの桜が咲き誇るその景色は、何度訪れても日本の春の美しさを再認識させてくれます。
しかし、日本有数の人気お花見スポットであるがゆえに、見頃の時期のメインストリートは前に進めないほどの大混雑となります。賑やかな宴会風景も春の風物詩ですが、「私たちはもう、人混みに揉まれずに静かに桜を楽しみたい」と感じる50代・60代の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ただ桜を見るだけではなく、上野の地が持つ「歴史」を感じながら、人混みを避けてゆったりと自分のペースで春を満喫する「大人の歴史散策ルート」をご紹介します。

人混み回避の鉄則:大人の上野散歩は「早朝」から
上野公園の桜を静かに堪能するための最大の裏ワザは、ズバリ**「早朝(午前8時前)」**に訪れることです。
昼間は身動きが取れなくなるメインの桜並木も、早朝であれば信じられないほど静かで、鳥のさえずりを聴きながら歩くことができます。空気が澄んでいるため、朝陽に透ける桜の花びらの美しさは格別です。
少し早起きをして静寂の桜を楽しんだ後、上野駅周辺の純喫茶でゆっくりとモーニングコーヒーを味わう。これこそ、大人にしかできない贅沢な時間の使い方ですね。
寛永寺と桜の歴史を巡る、心静かな散策
上野公園での大人の桜の楽しみ方は、ただ花を眺めるだけではありません。
そもそもこの上野の地は、江戸時代に徳川家の菩提寺である「寛永寺」の境内でした。寛永寺を創建した天海大僧正が、江戸の人々のために吉野(奈良県)から桜を移植したのが、上野の桜の始まりと言われています。
公園内を歩く際は、こうした歴史に思いを馳せてみてください。 特におすすめなのが、重要文化財である「清水観音堂」周辺です。京都の清水寺を模して建てられた舞台の朱色と、淡いピンクの桜のコントラストは息を呑むほどの美しさ。神社仏閣の厳かな空気と桜の組み合わせは、心がスッと洗われるような癒やしを与えてくれます。
不忍池のほとりで、水面に映る春を楽しむ
メインストリートの混雑に疲れたら、坂を下って**「不忍池(しのばずのいけ)」**の方面へ足を伸ばしましょう。
池の周囲をぐるりと囲むように桜が咲き誇り、水面を渡る春風を感じながらのんびりと散歩ができます。池の中央に浮かぶ「弁天堂」へ向かう参道は、まるで別世界のような風情があります。歩き疲れたらベンチに腰掛けて、水鳥の姿やボートが浮かぶ景色をぼんやりと眺める時間もまた、極上のデトックスです。

【夜桜】ぼんぼりの優しい灯りに癒やされる
夕方(例年17:00頃)になると、公園内には約1000個もの「ぼんぼり」が灯されます。
最新のLEDライトアップも綺麗ですが、上野公園ならではの、この昔ながらの淡く柔らかいぼんぼりの灯りに照らされた夜桜は、私たち世代の心にどこか懐かしく、ホッと落ち着く安心感を与えてくれます。
夜の冷え込みに備えて羽織るものを1枚持ち、優しい光に包まれた夜の歴史散歩を楽しんでみてくださいね。
『上野公園』アクセス・駐車場情報
「上野公園」へのアクセス方法をご紹介します。
上野公園の住所
〒110-0007東京都台東区上野公園5-20(上野恩賜公園 管理所)
上野公園へ電車でのアクセス
・JR山手線/JR京浜東北線/JR高崎線/JR宇都宮線/東京メトロ銀座線/東京メトロ日比谷線「上野」駅下車後徒歩2分
・京成本線「京成上野」駅下車後徒歩1分
上野公園へ車でのアクセス
首都1号上野線「上野」出口下車。
※普通車が駐車できる上野恩賜公園第一駐車場は2019年11月18日より閉鎖となっています。
近隣のコインパーキングをご利用ください。
ただし、桜のシーズンは周辺道路も駐車場も大変混み合いますので、公共交通機関の利用をおすすめします。
まとめ:時計を気にせず、春の癒やしを感じて
名所だからといって、全てのエリアを歩き回る必要はありません。神社仏閣の厳かな空気に触れ、疲れたら休む。そんな「余白」を楽しむのが、大人の上野公園の歩き方です。
私自身、全国の美しい神社風景や、心が落ち着く癒やしの時間をYouTubeでも発信しています。ご自宅にいながら、神社の澄んだ空気やリラックスできる時間を味わいたい方は、ぜひ私の動画も覗いてみてくださいね。
⇒ 神威ひろの神社スピリチュアル – YouTube



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