石川県鳳珠郡能登町で毎年5月に開催される、小木の氏神御船神社の春祭り『とも旗祭り』。
石川県無形民俗文化財にも登録されている伝統的なお祭り『とも旗祭り』とは、どんなお祭りなのでしょうか?
能登の春の訪れを告げる御船神社『とも旗祭り』の概要や見どころをご紹介します。
御船神社『とも旗祭り』開催日程・スケジュール<2021>
『とも旗祭り』2021年の開催日
2021年5月2日(日)~2021年5月3日(月)
※2021年3月23日現在
コロナに負けず開催予定です!
とも旗祭りの開催スケジュール
御船神社『とも旗祭り』の例年のスケジュールは以下の通りです。
・5月2日
「とも旗起こし(小木港内)5:00〜」、「小木港内巡航6:00~/14:30~/18:30~」
・5月3日
「とも旗起こし(小木港内)6:00〜」
「小木港内巡航〜九十九湾巡航7:00〜」
「九十九湾巡航〜本小木港内巡航8:00〜」
「小木港内巡航・庄崎海岸接岸13:00〜」
「御座船を先頭に小木港内巡航15:30〜」
※祭りスケジュールは変更する場合がありますので、2021年の当日の祭りスケジュールをご確認の上おでかけください。
とも旗祭りへのアクセス方法・駐車場
『とも旗祭り』の開催場所は「御船神社」および「小木港~九十九湾」です。
『とも旗祭り』が開催される「小木地区」までのアクセス方法をご紹介します。
とも旗祭りへの車でのアクセス
能越自動車道「のと里山空港IC」より車で約40分
駐車場は能登町役場小木支所、海洋深層水施設の駐車場を利用できます。
とも旗祭りへの電車・バスでのアクセス
のと鉄道「穴水駅」〜珠洲宇出津特急線すずなり館前行「小木港バス停」下車
御船神社『とも旗祭り』由来・歴史
『とも旗祭り』は「御船神社」の春豊漁を願う祭りです。
明治中期に、子供たちが大漁と安全を祈願し、紙で継いだ小さな旗に船名を書いて、それを伝馬船に立てて遊んでいました。
その流れを組んで、現在も子供たちが美濃紙約500枚をつなぎ合わせ、金銀の紙を張り付けたり、彩色を施すなどして、旗を仕上げます。
祭り当日は、北東から風が吹き、祭りが終わる頃には南西の風に変わり豊漁になると伝えられています。
能登地方の漁港町ならではの『とも旗祭り』は、石川県の無形民俗文化財にも指定されている、伝統あるお祭りです。
御船神社『とも旗祭り』おすすめ見どころポイント
能登キリコ祭りのシンボル『大のぼり』
御船神社『とも旗祭り』では、高さ約20mの大のぼりと、5色の吹流しを付けた9艘の御座船が隊列をなして海上を進みます。
ここで使われる大のぼりは、地元のも子供たちが美濃紙約500枚をつなぎ合わせ、金銀の紙を装飾をした伝統的なものです。
その、想いのこもった大のぼりをはためかせながら、笛鐘や太鼓の音に合わせて「ヨオーヨオー」と威勢の良い掛け声とともに、湾内を練り回る様子は、漁港の町ならではの壮観な光景です。
とも旗祭りの様子を撮影した、おすすめ動画を紹介します。
御船神社『とも旗祭り』周辺地域で行われるおすすめのお祭り
能登キリコ祭り「小木袖キリコ祭り」
『能登キリコ祭り』は、7月〜10月に夏祭り・秋祭りとして、能登半島各地で行われる祭りのことを指します。
能登町では、「あばれ祭り」「恋路火祭り」「松葉人形キリコ祭り」などが行われます。
その中でも小木地区で行われるのは、毎年9月第3土・日曜日開催の「小木袖キリコ祭り」です。
全国有数のイカ漁の基地港である「御船神社」の秋祭りとして行われる「小木キリコ祭り」では、奴凧を思わせる形の大行灯「袖キリコ」が地区内を練り歩きます。
祭り初日の23時頃にはには、9基の袖キリコを御船神社に向かう急な細い坂道を押し上げる“宮上げ”が行われます。
「小木袖キリコ祭り」漁師町ならではの、力強い迫力の演出をお楽しみください。
《開催日》
9月第3土曜日・日曜日
《開催場所》
能登町小木地区
まとめ
20mもの長さを誇る「とも旗」海上にたなびく姿は圧巻です。
GWに石川県へお出かけの際には御船神社『とも旗祭り』へ、是非足を運んでみてくださいね。
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