皆さんは伊勢神宮を知っていますか?
親しみやすく「お伊勢さん」とよく呼ばれますよね。
皇室ゆかりの地としても有名で、新しく即位された天皇、皇后両陛下が訪れる事が発表されました。(2019年11月21日から参拝予定。)伊勢神宮と言えば「内宮」と「外宮」と思われがちですが別宮・摂社・末社・所管社など実に125社からなっており正式には『神宮』と表現されます。
代表的なのが「外宮」と「内宮」なのです。
意外と知られていませんがこの外宮と内宮には参拝する順番があります。
順序を間違えて参拝していませんか?
この記事では伊勢神宮外宮について御祀神様とそのご利益、またパワースポットや御朱印などの観点から詳しくご紹介します。
伊勢神宮外宮への行き方は?駐車場はあるの?
電車の場合
伊勢神宮へのアクセス方法ですが、大きく分けて2パターンあります。
【関東方面にお住みの方】
近鉄名古屋駅から近鉄線で伊勢市駅へ。そこから徒歩5分で外宮に到着します。
時間でいうと1時間半程度です。
【大阪方面にお住みの方】
京都駅から近鉄線で伊勢市駅へ。そこから徒歩5分で外宮に到着します。
時間でいうと2時間半程度です。
車の場合
最寄りの高速出口
伊勢自動車道 伊勢西IC ※注:伊勢ICではありません。
高速降りてすぐに信号があります。
左折すると外宮。右折すると内宮に向かいます。
駐車場
外宮周辺に合わせて7か所近く存在します。しかしそれぞれ入口に近い駐車場から埋まっていくので確保するのは大変です。基本は無料ですがだいたい2時間過ぎると有料に切り替わりますのでご注意を。
他にもアクセス方法はありますが上記の方法が最もポピュラーです。
ここでポイントなのは「外宮に先に参拝する」です。
先の問の答えにもなりますが参拝は「外宮」から行いましょう。
伊勢神宮には「外宮先祭」の習わしがあり、祭事は外宮から行われます。
これに合わせて参拝も外宮からが一般的です。
伊勢神宮外宮から伊勢神宮内宮への行き方
次に外宮から内宮に向かいます。ここで迷う方が多いです。方法は3種類あります。外宮から内宮は近いと思われがちですが、歩くと1時間程度かかります。ご注意下さい。
バス
外宮入口の目の前にバス乗り場があります。2番のりばから「内宮前」行きのバスに乗りましょう。 (片道:大人440円)
タクシー
外宮の出口前数カ所にタクシー乗り場があります。約10分程度で到着します。(片道:目安約1500~1700円)
レンタルサイクル
外宮第一鳥居の目の前にある「伊勢市観光案内所」でレンタルサイクルを借りることができます。別宮などにもよりたい方には特におススメです。
(4時間まで800円、それ以上1000円。最大17時まで)
伊勢神宮外宮の由緒やご利益は?また御祀神は誰?
伊勢神宮外宮の創建は雄略天皇22年、西暦でいうと478年です。
内宮創建から遅れること500年後の事です。
“ある夜、雄略天皇の枕元に天照大御神が現れ、「自分1人ではゆっくりと食事が出来ない、豊受大御神を近くに呼びなさい」と告げます。
そこで雄略天皇は外宮を創建した”という逸話が残っています。
外宮の御祀神はこの「豊受大御神」です。
主に食物、穀物を司る女神様で、トヨウケビメと呼ばれています。
ご利益としては先ほどの逸話から私たちの衣食住に関してお守りしてくださります。
ここで1つ豆知識を。
伊勢神宮の外宮と内宮では個人的なお願いはNGです。
日常を平和に過ごせている事に対して感謝の意を述べましょう。
外宮では特に衣食住への感謝の気持ちを伝えるといいでしょう。
伊勢神宮外宮 御朱印と御朱印帳は?
神社に訪れるうえで今や大人気なのが御朱印集め。
もちろん伊勢神宮外宮でも御朱印を頂けます。
その前に御朱印帳を持っていない方は伊勢神宮オリジナルの御朱印帳を購入しましょう。
神楽殿御札授与所で1000円にて販売中です。
ここでも1つ。
神社と寺院の御朱印はそれぞれ違う御朱印帳を使いましょうね。
案外指摘される事が多いです。
伊勢神宮と周辺の別宮では7か所の御朱印を集める事が出来ますが、この記事では「外宮」とその別宮「月夜見宮」の2か所をご紹介します。
神楽殿御札授与所にて300円で頂けます。
伊勢神宮外宮 境内での見どころ
「伊勢神宮外宮の歩き方にスポットをあてたウォーカーステーションTVさんの
動画を貼りつけておきます。ぜひ旅のご参考にして下さい。(映像は2010年当時)」
タイトル:A061【三重】伊勢神宮 外宮
外宮のパワースポットも押さえておきましょう。
絶対行くべきスポットを厳選して4か所ご紹介します。
三ッ石
正式名称は川原祓所。正宮から別宮に向かう途中、ロープで四方を囲まれた場所に石が積み重なっています。よく見ると上段に3つの石があります。この3つの石からは不思議なパワーが出ており、神事に使用されます。
亀石
別宮に向かう石の橋の事です。
恥ずかしながら私は何も知らずに渡りました。
つるつるした一枚石があるのですが、これが亀の甲羅にあたります。この石が1400年以上前から存在し、十数世紀分のパワーをため込んでいるそうです。
渡る前や後など、角度を変えて見ると確かに亀に見えました。
地蔵石
多賀宮への石階段を登っている途中に1つ飛び出た石があります。
その石が寝ている地蔵様に見えることからこの名がついたそうです。
ですが事前にチェックしておかないと見逃してしまう可能性があります。
私は実際階段を登りましたが、気付かずにスルーしてしまいました。
多賀宮
ここは伊勢神宮で唯一私的なお願いごとが許された場所です。
別宮の中でも位が高く、是非とも足を運んでほしいです。
神聖な場所だけあって自然に覆われています。
私は夏に訪れたのですが、蜂や虻が大量発生していて大変でした。
神様に嫌われた?と落ち込みました……。
(が、逆に蜂や虻にまで歓迎してもらっているのだと感じたら、少しうれしくなりました)
以上紹介した場所のほかにもパワースポットは存在します。
外宮は内宮と違いゆっくり回っても30~40分しか掛からないので
是非パワースポット探しをしてみて下さい。
伊勢神宮外宮 近くの観光スポットは何かある?
月夜見宮
外宮の別宮であり、格式高く、外宮からも歩いて行ける近さです。
外宮の北御門からまっすぐ神路通を5分程歩いた所に現存しています。
こちらでも授与所にて御朱印を頂いてください。初穂料は300円です。
また月夜見宮はパワースポットとしても有名なのですぐ帰らずに時間をかけて見てください。
まとめ
自然エネルギーにあふれた伊勢神宮外宮
さていかがでしたでしょう。
伊勢神宮参拝となるとどうしても内宮をメインに考えてしまいます。
確かに規模も神聖さも兼ね備えていますからね。しかし外宮も見所はいっぱいあります。
自然エネルギーを感じるという点では負けず劣らず素晴らしいです。
今後訪れる方は私のようにパワースポットを見逃すことのないようにゆっくり参拝してみて下さい。
外宮は左側通行です。お間違えの無いように。恥をかきます!
最後までお読み頂きありがとうございました。
コメント