愛知県知立市、知立神社の祭礼である『知立祭り』。
1年おきに本祭と間祭が交互に行われる『知立祭り』ですが、2021年は本祭が行われない年となります。
全国でも珍しい山車文楽・山車からくりを楽しめる、『知立祭り』の概要や見どころをご紹介していきます。

知立神社『知立祭り』開催スケジュール
知立祭りは本祭りが2年に1度の開催のお祭りです。偶数年に本祭り、奇数年は間祭りが行われます。
2021年の知立祭りは間祭りとなります。
2021年5月2日~2021年5月3日
知立神社『知立祭り』開催場所
『知立祭り』の開催場所は「知立神社」です。
「知立神社」の創建は景行天皇の頃と伝えられ、以来1000年以上にわたり人々の信仰を集める神社です。
江戸時代には「東海道三社」の1つに数えられ、東海道を往来する旅人には「まむし除け」のご神徳で知られていました。
近代では、皇室の祖神を祀っていることから、国家安寧・家内安全の神社として多くの参拝者が訪れています。
《所在地》
〒472-0023 愛知県知立市西町神田12
知立神社『知立祭り』アクセス方法・駐車場・交通規制情報
『知立祭り』が開催される「知立神社」までのアクセス方法をご紹介します。
知立祭りへ電車でのアクセス
名鉄名古屋本線『知立駅』下車後徒歩約10分
知立祭りへ車でのアクセス
伊勢湾岸自動車道『豊田南IC』下車
祭り専用の駐車場はありません。
周辺の有料駐車場をご利用下さい。
知立祭りの交通規制
祭り期間中には知立神社の周辺道路で交通規制が行われます。
こちらは2018年の案内図となりますが、今年も同じような交通規制が行われると予想します。
ご参考にしてください。
※2018年(平成30年)版です。
実際にお出かけの際には、2020年(令和2年)版は中止だったため、ありませんが例年かわりはないと思います。
わかり次第、情報更新いたします。
知立神社『知立祭り』由来・歴史
『知立祭り』は1653年から行われている大変歴史のある祭事です。
知立中町祭礼帳には、知立まつりが江戸時代から行われており、四か町がからくりを知立神社に奉納したとの記述が残されています。
山車の上での文楽は1747年から始まり、『聖徳太子絵伝記』、『百合若高麗軍記』、『敵討巌流島』『一谷合戦』などさまざまな演目が演じられてきました。
そして山車の上で行われるからくり人形芝居は、「知立のからくり」として1967年に愛知県の有形民俗文化財に、1979年には国の選択無形民俗文化財に指定され、1990年には「知立の山車文楽とからくり」としてが国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
また2016年には、「山・鉾・屋台行事」の構成行事のひとつとしてユネスコの無形文化遺産に登録されるなど、世界的にも注目を集める祭事となっています。

知立神社『知立祭り』おすすめ見どころポイント
知立祭りの本祭りと間祭りの違いは?
知立祭り本祭では5つの町からそれぞれ山車がだされ、5台の山車が披露されます。
本祭りの山車の上で山車文楽・からくり人形芝居が上演される。
間祭りでは山車文楽・からくり人形芝居は行われませんが、5つの町から華やかな5台の花車が街を練り歩き披露されます。
知立祭りの『山車文楽/山車からくり』
本祭では5つの町(西町、宝町、山町、中新町、本町)から高さ7メートル、重さ5トンの5台の山車が繰り出され、山車の上で山車文楽・からくり人形芝居が上演されます。
『知立祭り』では、山車の上層と下層でそれぞれ人形浄瑠璃芝居「山車文楽」と浄瑠璃に合わせて動く「山車からくり」が演じられます。
山車の上での人形芝居は各地で上演されていますが、山車の上で人形浄瑠璃を上演するのは知立だけとされ、文楽とからくりを山車の上で同時に演じることも大変珍しいことです。
人形を三人で操る人形浄瑠璃芝居は、人形の頭と右手を操る主遣い・人形の左手を操る左遣い・人形の足を操る足遣いの3人で演じます。
糸を操って動かす知立のからくりは操るのが難しく、また、語りと三味線にあわせて3人1組で息を合わせて演じるため、高度な技術が求められます。
その技術の伝承はもちろん、人形や衣装の製作・修理にもたくさんの町民が関わり、各町内で保存・伝承され、現在もお祭りに訪れる人を楽しませてくれます。
知立祭りの本祭りの様子を撮影した、おすすめ動画を紹介します。
まとめ
2年に一度、本祭の年にしか見ることのできない、山車文楽・山車からくりは必見です!
5台の華やかな花車と、江戸時代から伝承されている郷土芸能を『知立祭り』でお楽しみください。
<参考>
知立祭りを見に行くときのランチの参考に!
知立祭りへ旅行の予約はお早めに!ポイントでお得に旅をしましょう!
知立祭りを綺麗に撮影しませんか?GoProも簡単にレンタルできますよ!
気を付けて知立祭りを楽しんできてくださいね!
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
コメント