『日吉神社神幸祭(よいとませ)』は「日吉神社」の例大祭です。
「日吉神社」の創建の年代は分かっていませんが、古くは佐奈咩宮と呼ばれ、874年に書かれた文献にもその記載があります。
戦国時代には兵火により社殿は焼失してしまいましたが、その後社殿や烏帽子、沓、銀子若干が奉納・再建されています。
今回ご紹介する5月の例大祭の他、毎年10月17日には秋季祭が開催されます。
日吉神社神幸祭(よいとませ)スケジュール
『日吉神社神幸祭(よいとませ)』の2020年の開催日は
5月3日(日)
に開催されます。
日吉神社神幸祭(よいとませ)開催場所
『日吉神社神幸祭(よいとませ)』の開催場所は「日吉神社およびその周辺」です。
《所在地》
〒689-3403 鳥取県米子市淀江町西原767
日吉神社神幸祭(よいとませ)アクセス・駐車場
『日吉神社神幸祭(よいとませ)』が開催される「日吉神社」までのアクセス方法をご紹介します。
電車でのアクセス
・JR山陰本線「淀江駅」下車後徒歩約30分またはタクシーで約6分
・JR「米子駅」下車後タクシーで約20分
・JR「米子駅」下車〜日交バス淀江線「西原」バス停下車〜徒歩約5分
車でのアクセス
米子自動車道「米子IC」下車
駐車場は神社向かい側の日吉神社駐車場を利用できます。
日吉神社神幸祭(よいとませ)由来・歴史
『日吉神社神幸祭(よいとませ)』は『日吉神社』の春の例大祭です。
『日吉神社神幸祭(よいとませ)』の歴史は非常に古く1637年以前から始まったもので、度々中断することはあったものの、その度に藩主に願い出て復活をし、約370年の歴史があります。
神輿に移った神様がお出かけされるという神事である「神輿渡御」は、かつては大山や壺瓶山近くの日御碕神社までの間で行われていたと伝えられています。
その時に通った古い道は「遷座の道」「神事道」「神輿渡御の道」などと言われています。
日吉神社神幸祭(よいとませ)の見どころ
『日吉神社神幸祭(よいとませ)』の見どころをご紹介します。
『よいとまかせ』
《神幸神事「よいとまかせ」米子市淀江町 日本海新聞》
『日吉神社神幸祭』は、地元では「よいとまかせ」と言われています。
「よいとまかせ」の見どころは、山車・神輿を中心に、25の役割に分かれそれぞれの衣装をまとった約200人もの氏子が行列となってゆっくりと街を練り歩く“御幸行列”です。
「よいとまかせ」という呼び名は、この行列を先導する寺社奉行を中心とする「先導グループ」掛け声が元になっておると言われています。
人々の健康や安全や作物の豊作等の幸福を祈願しながら練り歩く際には「えんよーいやな、えんよいとまかせ、さささ、さあよいとまかせ」という独特の掛け声を掛けます。
これには「よい世の中だな、よい世になりますように、さあもっとよい世になりますように」という意味があります。
世の中の平和を願いながら今淀江のまちなみを練り歩く『よいとまかせ』、是非ご覧になってくださいね。
日吉神社のおすすめのイベント
日吉神社で開催されるおすすめのイベントをご紹介します。
『泣き相撲』
『泣き相撲』は『日吉神社』で毎年10月17日に春季祭の中で開催されるイベントです。
生後6か月から1歳6か月までの赤ちゃんの健やかな成長を願う「泣き相撲」。
男の子には「山」、女の子には「川」のついた四股名が付けられ、「金」と書かれた腹巻きと鉢巻を身につけ関取役の大人に抱きかかえられて土俵に上がり、東西に分かれて泣き声を競い合います。
元気な泣き声が神様に早く届いたほうが勝ちという考えから勝負は早く泣き出したほうが良いのですか、取組前から泣いてしまっていたり、中には気持ちよさそうに眠ってしまったりと、微笑ましい一面もあるイベントです。
秋空の下で、元気な泣き声を響かせる赤ちゃんたちの姿を是非ご覧になってくださいね。
まとめ
平和な世の中を願いながら街を練り歩く『よいとまかせ』、
社会の安寧を願うことは、いつの世も同じですね。
約350年続く伝統の祭りを是非ご覧になってくださいね。
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