福岡県柳川市で毎年ゴールデンウィークに開催される『沖端水天宮祭』
柳川市出身の詩人・北原白秋はこの『沖端水天宮祭』を題材に沢山の作品を残しています。
地元では「水天宮さん」と呼ばれ親しまれている「沖端水天宮」で行われる『沖端水天宮祭』の概要や見どころをご紹介します。
『沖端水天宮祭』の2021年の開催日程
『沖端水天宮祭』の2021年の開催日程を紹介します。
2021年5月3日(月・祝)〜2021年5月5日(水・祝)
例年、5月3日に御神幸行列・舟舞台演劇、5月4日と5日に地元小中学生によるステージ・舟舞台演劇などが開催されました。
『沖端水天宮祭』開催場所
『沖端水天宮祭』の開催場所は「沖端水天宮」です。
「沖端水天宮」は1869年に「久留米水天宮」から勧進され創建された神社です。
水天宮と近隣の稲荷神社、弥剣神社の三社を合わせて祀られています。
水の都として有名な柳川に建立されている「沖端水天宮」は、国指定名勝「水郷柳河」の構成要素の一つにも数えられ、風情を感じることができるスポットでもあります。
5月の『水天宮大祭』以外にも、2月の初午日には初午祭が、7月20日・21日には祇園祭が開催されます。
『沖端水天宮祭』アクセス・駐車場・交通規制情報
『沖端水天宮祭』が開催される「沖端水天宮」までのアクセス方法をご紹介します。
沖端水天宮祭の住所
〒832-0066 福岡県柳川市稲荷町21
沖端水天宮祭へ電車でのアクセス
西鉄「柳川駅」下車〜西鉄バス「御花前」バス停下車
沖端水天宮祭へ車でのアクセス
九州自動車道「みやま柳川IC」下車後約25分
駐車場は近隣の有料観光駐車場をご利用ください。
沖端水天宮祭の交通規制
祭り期間中の10:00〜22:00には沖端水天宮掘割周辺が歩行者天国となり、車両の通行が出来なくなります。
ご注意ください。
『沖端水天宮祭』由来・歴史
『沖端水天宮祭』の元となった余興や囃子の奉納は、1800年頃、京の祇園社から弥剣神社の分霊を勧請し舟舞台を創建した頃より開始されています。
そして、明治に入り、久留米水天宮から祭神を勧請し3社を合祀するようになってからも『沖端水天宮祭』として現在までその伝統は続いています。
『沖端水天宮祭』期間中には子どもの無病息災や水難除けにご利益があるとされる「ひょうたん守」を授かることができます。
柳川の子どもたちは、夏の水難事故から身を守るためお守りを首から提げ、水遊びや水泳を楽しんでいました。
このように毎年5月3日〜5日の初夏と言われる時期に開催されるのは、夏に多くなる水難事故を防ぐためという理由があります。
『沖端水天宮祭』おすすめ見どころポイント
『沖端水天宮祭』の見どころをご紹介します。
沖端水天宮祭の舟舞台「三神丸」
『沖端水天宮祭』では、沖端水天宮横のお堀に6隻の舟をつないだ「三神丸」という舟舞台が浮かべられ、芝居や別名「オランダ囃子」ともいわれる水天宮囃子や芝居が奉納されます。
舟舞台囃子は、江戸時代後期から続いているとされ、非常に伝統あるものです。
6隻の小舟の上に釘を一本も使わず、杉の木を切り込んだ柱や梁などを組み込んで作られた舟舞台は、他ではなかなか見ることの出来ない珍しいものです。
祭り期間中の3日間には、日中は地元の子ども達がお囃子やブラスバンドの演奏したり、夕方からは各幕間に舟舞台を移動しながら舟舞台演劇と囃子演奏が交互に行われ、一日中賑やかなお祭りの雰囲気を楽しむことができます。
沖端水天宮祭の様子を撮影した、おすすめ動画を紹介します。
沖端水天宮祭のひょうたん守り
前述の通り、柳川の子供達は、『沖端水天宮祭』で販売される『ひょうたん守り』を身につけ、夏場の水遊びや水泳を楽しんでいました。
この『ひょうたん守り』には、子どもの無病息災や水難除けにご利益があるとされる他、水の恵、農業、海の恵、漁業、水商売、子授かり・安産などにも御利益があるとされています。
柳川市公式マスコットキャラクター「こっぽりー」も、子供たちを守りたいという想いからこのひょうたん守りを首から下げているんですよ!
水の都・柳川ならではのお守りですね。
『沖端水天宮祭』にお出かけの際には、購入を検討してみてくださいね。
まとめ
『沖端水天宮祭』では、お堀沿いにたくさんの屋台が立ち並びます。
そして、例年ですと柳川駅前でも祭り期間に合わせてイベントが開花されますので併せてお楽しみください。
『沖端水天宮祭』は、舟舞台やひょうたん守りなど、柳川ならではの文化や歴史を知ることのできるお祭りです。
是非、お出かけになってくださいね。
<参考>
沖端水天宮祭を見に行くときのランチの参考に!
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沖端水天宮祭を綺麗に撮影しませんか?GoProも簡単にレンタルできますよ!
気を付けて沖端水天宮祭を楽しんできてくださいね!
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
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